ソムリエようすけが本当に飲んでほしいワイン

シャンパーニュ
【2019-2020】

ソムリエ試験で必須の暗記項目「シャンパーニュ」について読み上げました。

【4大ブドウ栽培地】
・モンターニュ・ド・ランス地区
・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区
・コート・デ・ブラン地区
・コート・デ・バール地区
【グラン・クリュ モンターニュ・ド・ランス地区】
アンボネー(Aombonnay)
ボーモン・シュル・ヴェル(Beaumont-sur-Vesle)
ブージー(Bouzy)
ルーボワ(Louvois)
マイイ(Mailly)
ピュイジュー(Puisieulx)
シルリ(Sillery)
ヴェルズネー(Verzenay)
ヴェルジ(Verzy)

【グラン・クリュ ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区】
アイ(Ay)
トゥール・シュル・マルヌ(Tours-sur-Marne)

【グラン・クリュ コート・デ・ブラン地区】
アヴィズ(Avize)
シュイイ(Chouilly)
クラマン(Cramant)
ル・メニル・シュル・オジェ(Les Mesnil-sur-Oger)
オジェール(Oger)
オワリー(Oiry)

【シャンパーニュの種類】

・Millesime(ミレジメ ヴィンテージ・シャンパーニュ)
 優良年や特徴的な年に造られる、単一収穫年のシャンパーニュ。
 二次発酵のための瓶詰から最低36カ月間の熟成を経て出荷される。
・Non Millesime(ノン・ミレジメ ノン・ヴィンテージ・シャンパーニュ)
 二次発酵のための瓶詰めから最低15カ月間出荷してはならず、また瓶詰から澱抜きまで最低12カ月間の瓶内熟成期間が義務付けられている。
【シャンパーニュの甘辛度表示】
・Doux(ドゥー)
 50g/l以上の糖分添加が行われている際の表示
・Demi-Sec(ドゥミ・セック)
 32~50g/lの糖分添加が行われている際の表示

・Sec(セック)
 17~32g/lの糖分添加が行われている際の表示

・Extra Dry(エクストラ・ドライ)
 12~17g/lの糖分添加が行われている際の表示

・Brut(ブリュット)
 12g/l以下の糖分添加が行われている際の表示

・Extra Brut(エクストラ・ブリュット)
 0~6g/lの糖分添加が行われている際の表示

・また、残糖3g/l以下、またはまったく糖分添加をしていないものには
 Brut Nature(ブリュット・ナチュール)
 Pas Dose(パ・ドゼ)
 Dosage Zero(ドサージュ・ゼロ)
 の表示も認められている。
【ラベル表示の用語】
・Blanc de Blanc
 白葡萄のみから造られたシャンパーニュ。
・Blanc de Noir
 黒葡萄のみから造られたシャンパーニュ。
・N.M.
 Negociant-Manipulant(ネゴシアン・マニピュラン)の略。原料となるブドウを他者から購入し、シャンパーニュを醸造する生産者。
 いわゆるメゾンである。メゾンも葡萄畑を所有するが、それでは賄いきれず、他者から購入するのが通例。
・C.M.
 Cooperative de Manipulant(コーペラティヴ・ド・マニピュラン)の略。加盟する栽培農家が持ち込んだブドウを原料として、醸造から販売まで行う生産者協同組合。
・R.M.
 Recoltant-Manipulant(レコルタン・マニピュラン)の略。自社畑で収穫されたブドウのみを用い、自らシャンパーニュの醸造も行う栽培農家。
 一部のブドウをメゾンやコーペラティヴに売ることもある。
・M.A.
 Marque d' Acheteur(マルク・ダシュトゥール)の略。スーパーマーケットやレストランなどのプライベートラベルが貼られたシャンパーニュ。
・R.C.
 Recoltant-Cooperateur(レコルタン・コーペラトゥール)の略。協同組合にブドウを持ち込み醸造を委託。相当量のシャンパーニュを買い取り、自社銘柄で販売する栽培農家。
・S.R.
 Societe de Recoltant(ソシエテ・ド・レコルタン)の略。一族の所有するブドウ畑で収穫された原料を用いてシャンパーニュを醸造、販売する栽培農家。
・N.R.
 Negociant-Distributeur(ネゴシアン・ディストリビュトゥール)の略。完成したシャンパーニュを購入し、自社ブランドのラベルを貼って販売する流通業者。
【その他のシャンパーニュ地方の主要A.O.C.】
・Coteaux Champenois
 コトー・シャンプノワ
 【赤・ロゼ・白】
A.O.C.シャンパーニュの域内で醸造される、非発泡性ワイン。
・Rose des Riceys
 ロゼ・デ・リセイ
 【ロゼ】
シャンパーニュ地方南部オーブ県のレ・リセイ村で造られるロゼワインのA.O.C.
認められている品種はピノ・ノワールのみ。


シャンパーニュのグランクリュと、主要なA.O.C。おまけに「甘辛度」「シャンパーニュの諸規定」「ラベル表示の用語」などなど詰め込みました。


生産者の登録業態とその略号表示につきまして「N.D.(Negociant-Distributeur) ネゴシアン・ディストリビュトゥール」が追加になっております。



略号に関しましてはN.M.やR.M.など、暗記するにあたり意外と厄介なところかと思いますので、よろしければお役立てください。



シャンパーニュに関しましては2018年教本からこまごましたところが追加になっていたり変更されていたり、また、表現が変わっていたりするので

出題のされ方に気を付ける必要があるかもしれませんね。


内容は
【日本ソムリエ協会教本2019-Japan Sommelier Association Textbook 2019-】
に準拠しております。